真新しいビル 7階の部屋
ドアを開ければいつも独り
窓に身を寄せて見下ろせば
全てが小さく見える
人に見せる弱さはないから
黒い空で泣いても良いですか?
星ひとつ見えない世界で
どう歩いて行けばいいの?
星ひとつ見えない世界で
あたしは必要じゃない 分かってる
それでも 愛されたい
さびれた街 二回目の傷
鍵をかければずっと独り
窓に背をむけて膝抱えたら
全てはあたしの中へ
人を憎む強さはないから
黒い空にぶつけていいですか?
星ひとつ見えない世界で
何処へ向かって行けばいいの?
星ひとつ見えない世界で
待っても来るはずはない 分かってる
それでも 救われたい
ねえ
歪んだこの地を背にして
怖くなってしまったら 手を引いて
冬と夜は遅く感じてしまうから
星ひとつ見えない世界で
明日はまた来てしまうけれど
もしひとつ星が見えたなら
一人で歩いてゆける
今はまだ 星ひとつ見えないけど
星ある明日を願うよ