ある日のゆめ

ドアが開かれて連れて行かれた
ここは何処？　ある日のゆめ

冷たい空間に埃が舞う
ここは何処？　ある日の夜のゆめ

時が私を起こした　溢れてゆくため息
隣にはあなたが居る 背中に寄り添ってみた
“すっ”と寝息が聴こえる

(おやすみ)


ドアの向こうには知っている顔
それは何故？　ある日のゆめ

薄暗い天井(そら)を哀しく見上げた
あなたを探す　ある日の夜のゆめ

時が私を起こした　溢れてゆくため息
幸せが隣にある 掌重ねてみた
そっと寝顔を見つめる

(おやすみ)


時が私を起こした　溢れてゆくため息

幸せはあなたでした。

こうして 寄り添ってみても
掌添えても 子供みたいな寝顔で

(おやすみ)