二人の夜は“ずっと眠りませんように…”
時間(とき)が止まればと思う
眠ってしまえば
あの切なさに出会ってしまうから

こんな日に限って　お日様はせっかちで
早々に走ってゆくのね
どんなにたくさんお願いをしても
待ってはくれなかったね

貴方と迎える朝なんて無意義で
貴方と迎える朝なんていらない


ひとりの夜は“早く眠れますように…”
時間(とき)が過ぎるのを待つの
眠ってしまえば
この淋しさは忘れられるから

こんな日に限って　お日様はのんびりで
てくてくと歩いてるのね
どんなにたくさんお願いをしても
早くはならなかったね

貴方のいない夜なんて無意義で
貴方のいない夜なんていらない

貴方のいない夜　ひとりぼっちで
貴方のいない夜　考えてた

不安なのはあたしだけでいい
全部抱えて心にしまうの
辛いのもあたしだけでいい

これでやっと幸せになれる


苦しいのはあたしだけでいい
何も言わずに隠してしまうの
悲しいのもあたしだけでいい

いない夜にひとりで考えてた

不安　辛さ　苦し　悲しさ

灯りのない空と混ざって
この心にしまうだけでいい

これでやっと幸せになれる？